民間住宅ローン、新規貸出額は1.4%減
国土交通省は今月10日、「平成28年度 民間住宅ローンの実態に関する調査」の結果を公表した。2016年10月から12月の間に、住宅ローンを供給している民間金融機関を対象に調査し、1,339件の回答を得た。
15年度の個人向け住宅ローンの新規貸出額は、18兆2,170億円。同年度末の貸出残高は、で160兆387億円となった。新築住宅の建設・購入等における新規貸出額は、7兆4,871億円、既存(中古)住宅の購入における新規貸出額は1兆6,108億円。その他、住宅ローンからの借換実績では、新規貸出額が2兆2,707億円だった。
新規貸出額を金利タイプ別にみると、変動金利型が56.5%と最も高い割合を占めた。次いで固定金利期間選択型が30.0%、「証券化ローン」が9.2%となった。
また、賃貸住宅の建設・購入に係る融資の15年度の新規貸出額は3兆6,653億円。貸出残高は27兆2,498億円といずれも増加した。
国交省調査