日本のおもてなし 「名残手(なごりて)
皆さま、「名残手」という言葉をご存じでしょうか?
例えば、お客様にお茶をお出しする際、お湯飲みを「トンッ」と置くのではなく、
置いてから手に「どうぞ」の心を込めて、ゆったりとした流れで手を引く日本特有のおもてなしマナーです。
この動作で、お客様は「自分は大切に扱われている」と感じられるとのこと。
相手を敬う心を表現する素敵な文化ですね。
テキパキした行動だけでなく、時にはゆったりとして、時間の流れを楽しむということも大切だなと感じます。
これは、普段の仕事でも、また日常のなかでもすぐに生かせるのではないでしょうか。
言葉での表現が難しいとき、名残手は言葉を発さないので、心のおもてなしをそこに乗せることができますね。
何かと忙しい現代人ですが、この良き文化を少し意識してみてはいかがでしょうか。
心を感じること、それは最高のおもてなしですね。