インドの「ダッバーワーラー」と食事の重要性
インドに「ダッバーワーラー」という職業があるのをご存知ですか?
ダッバーワーラーとは、各家庭で作られたお弁当をオフィスに届ける、「お弁当の配達人」の事を言います。
様々な宗教が混在するインドでは、食事に決まり事がある方が多く、仕事先で気軽に食事を摂ることができない方が多いのだそうです。
そういった方のために、安心して食べられる「家庭の味」を届けるのがダッバーワーラーのお仕事です。
日本人の感覚からすれば、「食事に制限がある」というと少し不便に感じるかもしれません。しかし、「宗教上の理由から食べられないものがある」ということは、言い換えれば、日々の食事が自分の信仰を表している、ということですね。
実際、インドのビジネスパーソンにとって、相手が何を食べられるか、食べられないかは、仕事をするうえでも重要な情報だそうです。それらを理解することが相手への理解に繋がる。つまり食事にその人のアイデンティティが詰まっているんですね。
さて、皆さんは日々どんなランチタイムをお過ごしですか?
きちんとした食事を摂ることは健康の基本!また生きる活力でもあります。そういった意味では日本においても「食事がその人のアイデンティティである」と言えますね。
それだけではなく、体の不調から食事に制限のある方もいらっしゃるので、相手への理解という面から配慮の気持ちを忘れずにいたいですね。
忙しい毎日かと思いますが、余裕のある時にはぜひ、心と体の声を聞きつつ、自分に合った食事を考えながらランチタイム、ぜひ過ごしてみてください。
そこにあなたの「アイデンティティ」があるはずです(^^)